【子供が睡眠中に頭をゆすっているけど大丈夫?】
子供が眠っているときに、頭をぶんぶん揺らす?
これは頭横ゆすり型の群発律動性運動。
うつぶせで、枕に頭を打ちつけることもあります。
10秒程度から長いと1分ほど。
夜中にドンドンやっていると「大丈夫?」と心配になってしまうこともありますが、大丈夫です。
【脳が自らを鎮静させる戦略】
大人でも電車に乗ったときに頭がゆれると、眠くなることがあります。
ゆれを感知する前庭神経の刺激で、脳が鎮静する現象です。
子どもはこの効果を狙って、レム睡眠に入ったときに無意識で頭をゆすります。
睡眠が途切れたり、けがするようなことがなければ心配はいりません。
9か月ごろからみられて、3歳ごろに自然に消失します。
【レム睡眠が増え過ぎないように】
この現象はレム睡眠のときに起こります。
レム睡眠は通常、一晩の睡眠の25%程度を占めていますが、
はじめて経験する運動をしたり、嫌な出来事があると増えて、運動を練習したり記憶を消去してくれます。
レム睡眠は成長ホルモンを減らす因子でもあります。
成長ホルモンは深い睡眠のときにしか分泌されないので、
深い睡眠をつくることを優先すると、深い睡眠とレム睡眠のバランスがとれます。
成長ホルモンを増やすには、夕方には眠らないで体を動かすこと。
子どもに夕方に眠る習慣がついてしまい、睡眠中に頭を揺らすのが増えていたら
夕方、一緒に遊んで体を動かしてみましょう。
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