最近1カ月を振り返ってみて、あなたはいくつ当てはまりますか?
□ a. 机の上が片付かない
□ b. あれ?何しに来たんだっけ?と言う
□ c. 会話中にからだをかく
□ d. 足を組んだり、貧乏ゆすりをする
□ e. 静かな場所で作業したがる
これらも、睡眠不足を知らせる脳からのサインです。
aに当てはまった方…
脳にたまった睡眠物質の影響で、前頭葉の背外側部と呼ばれる場所の働きが低下しています。
この場所は、情報の取捨選択をする場所で、デスクに持ち込まれた書類を、今処理すべきものか、
後で処理すべきものかという判断を素早く下す役割をしています。
情報選択の判断が遅くなると、どんどん書類が積み上がっていってしまいます。
bに当てはまった方…
脳が覚醒し過ぎて、注意がつぎつぎと移り変わってしまい、その結果一時的に「忘れた」ような状態になっています。
実際には忘れていないので、しばらくすると思い出します。忙しいときは誰でも体験することです。
しかし、「ながら活動」をする癖がついていると、脳が過剰に覚醒していることを自覚できなくなってしまい、
その結果、それほど忙しくないときでも「あれ?」という現象が起こってしまいます。
cに当てはまった方…
脳を覚醒させるヒスタミンが増え過ぎています。
睡眠が不足して脳がしっかり覚醒していないときに、人と会話をするような緊張を強いられる場面に遭遇すると、
急激に脳を覚醒させるために覚醒物質であるヒスタミンが大量になります。
ヒスタミンが過剰になると、からだがかゆくなるので、会話中に、首元や頬、肩、手首などをポリポリかいてしまいます。
dに当てはまった方…
脳を適度に覚醒させるセロトニンが不足しています。
セロトニンは、からだを支える役割をしている抗重力筋(背中、ふくらはぎ、お尻などの筋)を制御しています。
セロトニンが減って頭がボーっとしているときは、からだの軸が支えられないので、自然に足を組んでしまいます。
また、セロトニンはリズムのある刺激で増える性質があるので、貧乏ゆすりをしてセロトニンを増やそうとする反応が出ます。
eに当てはまった方…
聴覚が敏感になっています。脳は眠くなってくると、一時的に聴覚が敏感になります。
これは、眠気を自覚するよりずっと前に起こる反応です。周りががやがやしていても集中できるときは、
聴覚は適度にコントロールされていますが、脳がしっかり目覚めていないと、
静かなところでしか集中できなくなってしまいます。
いかがでしたか?
睡眠不足のサインを早めにキャッチして、対処することで、仕事の生産性低下を防ぐことができます。
睡眠改善のポイントは、コラムでもご紹介していますので、是非参考にしてくださいね。
もちろん、お気軽にご相談くださいね。
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