企業としては、前述したようにコロナ渦に孤独で閉鎖的な環境で大学生活を送り、社会性の発達が不十分な新入社員に対して、これまでよりも長めの、少なくとも2-3年のトレーニング期間を設けて、コミュケーションや社会性を身につけてもらうことが必要になると思います。
とにかく、たくさんの経験をさせること。様々な人と会い、話し、場所・景色を見ること。できれば色々な業務を一通りさせてほしいです。その過程で、自分の能力を見つめ、得手・不得手を自覚することもこの期間に大切なことです。
上司先輩の方々にお願いしたいことは、失敗に対して、「なぜ?」と追い込まないようにしてほしいと思っています。最近は、なぜなぜ症候群に陥って、どこか犯人捜しをしているような傾向を感じます。
「どうしたら出来るようになるのか」、「どうしたら分かってくれるのか」、「どんなことが得意なのか」という発想に切り替えて、「一緒にやってみよう、色々やってみよう、と「創造的かつ楽観的試行錯誤」に伴奏してください。教えることは学ぶこと。ご自身のためにもなります。
MDネット顧問 医学博士 星野良一
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