多様性の時代といいますが、その前に、一人七色の時代です。
例えば、仕事人としての顔があれば、家庭人としての顔がある。古くからの友達に見せる顔と、職場の友達に見せる顔は少し違う。一人の人間でも、色々な顔を持っています。
人は多面体で、見る角度によって違いますから、色々な顔があってよいと思います。
また、その色々な顔を自覚して、時々、違う自分の顔を見せることも、より良く生きていくための術だとも思います。
例えば、お客様が、お子さんの話をするとき。
ああ、この方は、家ではいいお父さんをしているんだな、と新たな一面をみますと同時に、その方が、何を大事にされているか、そのお話から感じ取ることができます。
そうやって、多面体である自分を他者と共有することは、ものごとをより良く進め、より良い関係を築くことに大事なことだと思うのです。自分もそのことで孤立化を防ぎ、助けられることもあります。
オンラインやテキストを通しての関係は、そういう違う顔をみる機会が減ってしまうので、関係性が薄くなります。
だから、できるだけ人と直接会って、とりとめもない色々な話をざっくばらんにしてほしい。
そういうのが嫌いな人もいますし、個人情報の問題があって自己開示が苦手な方もいて、なかなか難しいですが、自分の多面を共有できることは、ウェルビーイングを実現する基礎になる、本来のダイバーシティなのではないかと思うことがあります。
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