独時の加工技術があるものの、国内では大手取引を拡大するのが難しい。県やアドバイザーのすすめもあり、海外であれば、実績数が少なくても加工技術が高ければ受注確保がよりしやすいかもしれないと考えた。海外からの取引が増え、国内人員も増加させたが、今後のさらなる拡大とコストダウンを考えて生産拠点の移管を準備。このほど本格的に生産拠点を稼働させるため、社内から3名を選抜することになった。選抜するほど人員がいるわけではないが、海外事業は絶対に失敗できない。そこで、同社の取引先からMD.ネットを紹介された。
社長が考える希望はつきない
●赴任先が東南アジアで日本人が多い地域ではない。従って、孤独に耐えられ、楽観的で、現地スタッフとすぐに打ち解けられるタイプがよい
●帯同は不可なので、できれば独身がよい
●会社の命運がかかっているため、安定した生産を確保し、受注も増やし、成功させてくれる人。
なんと言っても社運がかかった事業だ。失敗できない。
ただ、それに見合う人材がいるわけではない。海外に送ってみないとわからないというのが正直なところだ。
社長の腹づもりとして、こいつなら任せられるかも、というか、こいつしかいないだろうと思う人物は3名いた。
ただし、県内の会合で同業の社長たちと飲んだ席で、
「俺のところはさ、ストレスだかなんだかで、思ったように仕事がすすまなくて、途中で帰国させたよ。」
「現地の社員ともうまくいかなくてなあ」
「日本にいたときはがんがんやるタイプだったんだけど、あっちいったら別人みたいになってまってさあ、いや、まいったよ」などの話が飛び交っていた。
みんなの共通は「見た感じは、絶対にやってくれる!と思って出したんだが」自分の社員に限ってそんなことはないと思うが、国内と海外は事情が違う。社長は自分の選択に客観的な評価が欲しいと思った。
取引企業から紹介を受け、GIQの実施を検討。
まずはご自身とご子息が実施してみることとなった。本来であれば二代目となる息子を赴任させたいところだが、おとなしく、トップを担う覇気が弱いように感じていた。実はそれが社長の悩みでもあった。
テストを実施してみると、意外なことがわかった。
専務が見ていた社長はその通りだったが、社長が見ていた専務の結果は意外なものだった!
今回の海外事業のミッションをもう度確認。
社長は箇条書きにした。
*確実に海外拠点を成功させなければならない
*力仕事になるから体力
*現地のスタッフと仲良く
*多少の生活環境の悪さも大丈夫
*何があってもへこたれない
そして静かに結果を見た...
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