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レポート

免疫機能とストレス その2

免疫を上げる上で絶対におそろかにしてはいけないことが「睡眠」。これは免疫機能を維持する基本中の基本の習慣です。
「人はそれぞれに一定の睡眠時間を必要としており、それより睡眠時間が短ければ足りない分が溜まる、つまり眠りの借金が生じる」として、「睡眠不足」ではなく「睡眠負債」という単語を使って警鐘を鳴らしたのがスタンフォード大学のウィリアム教授。睡眠の役割は「細胞修復」でもありますから、睡眠が
取れなければ脳や身体の疲れは取れず、細胞が劣化し、免疫機能は低下します。栄養だけで細胞は修復されません。睡眠を削らなければならい状況はしばし起こりますが、1週間単位で睡眠負債を返済しておきましょう。借金なので利息が付きます。ということは、寝られない時間が経過すると健康リスクが増大
するということです。歳を重ねるごとに「睡眠」時間の確保を大事にする生活習慣へシフトチェンジしましょう。海外事業は少人数で時間関係なくマルチタスクなので、自分だけでなく、誰かが睡眠不足に陥っていないか配慮しあうのがよいでしょう。

次の対策は、みなさんご存知の「腸」免疫細胞の70%は腸に存在するため、腸の状態を良好に保つ健康習慣が免疫アップには効果的です。腸の健康のために摂取したいものが、プロバイオティクス+食物繊維。プロバイオティクスとは、抗生物質のように菌を殺してからだを守るのではなく、有益な菌を積極的
に増やしてからだの健康を守る生きた菌のことで造語です。身近な食品がヨーグルトですね。乳酸菌やビフィズス菌など腸によいとされる菌が色々出ています。
食物からの摂取が難しい海外赴任中はサプリメントで代用してOKです。どの菌がいいかはあまり気にせずに腸によいとされる菌を摂取するところから始めてみるのがいいでしょう。私はサプリメントでビオフェルミンをとっています。1ヶ月くらいすると便の状態が変化してくることを実感します。目指す便の状
態は「黄金のバナナ」。カレー状態やコロコロカリント状態は自覚症状がなくても免疫が低下しているサインです。時間が経過してくると徐々に体調を崩したりします。お腹を下しやすい人は免疫が低下しやすい傾向があるとも言えますので腸のケアは重点的に。毎日便の状態を見ながら免疫状態をセルフチェッ
ク。睡眠、運動、食事のバランスを調整するようにしてみるとよいでしょう。

3つめが「血管」。血圧を毎日朝晩測定してみるとわかりますが、免疫が低下している時は20-30くらいの数値の変動が起きやすいです。例えば日頃上の血圧が130位の方が100から130の間をいったりきたりするような。身体が疲れているか緊張しているかが考えられますので、まずは身体を休ませましょ
う。血管の状態を良好に保っておくには、ふくらはぎを動かす、揉む、肩甲骨周りをぐるぐる回す、首を回す、鎖骨の下をさする、マッサージに行くなどなんでもいいので、とにかく同じ姿勢がずっと続かないように動かすことです。無理に運動をしなくてもよいので、身体をほぐすことを意識しましょう。ほぐす
ことで血流が良くなり免疫機能も安定します。

最後に、精神科医として30年、ビジネスマンの免疫アップに最も効果的だと信じているのが「自分の人生を生きる」という考え方。
やることが多く、変化のスピードが多く、複雑で高度で先行き不透明。責任、義務。不安要素が多い時代です。
こうした時代こそ、自分に積極的に問いかけましょう。
自分は自分のために生きているのかと。
他人を気にしすぎたり、他人のためと思いながら無理をしすぎていないか。
自分の魂に正直に生きられているか。
時に、本能のままに生きてみる、そんな自由な「瞬間」を謳歌してください。
これからの医療は「心の領域」の解明に向かっていくことは間違いありません。免疫が注目される理由もそこにあります。
心と身体は一体です。
免疫力とは生命力そのもの。
自分の人生を思い切り生きる
免疫アップはこれに尽きると言えます。

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