夜中にいびきをかいて目覚めてしまったり、パートナーのいびきがひどかったり。
いびきの悩みは意外と多いですよね。
いびきの先には睡眠時無呼吸症候群の心配もあるので、なおさら気になります。
最近、睡眠時無呼吸症候群の人は、ひざ下に水分がたまりやすいことがあると指摘されています。
どういうことでしょう?
人間は、立って歩く動物なので、重力の影響を受けてカラダの中の水分が足の方に下がります。
昼間に立って歩いていたことでひざ下にたまっていた水分は、就寝で横になると頭の方に移動していきます。
これによって首の周径が太くなり、気道を圧迫するのです。
特に男性の方が体の水分量が多いので、顕著に現れるようです。
これにプラスして、のどの筋力低下などが見られていると、
仰向けになって重力で押された筋肉によって無呼吸が引き起こされるというメカニズム。
治療としては、弾性の強いストッキングを履いて足に水分がたまるのを防ぐという方法がありますが、
外からの力を頼りにしても根本的な解決には至りません。
そこで、自前のポンプを鍛えて足に水分がたまるのを防いでみましょう。
筋肉はいわば自前のポンプです。
特にふくらはぎの筋肉は、重力に抗して水分を頭の方に昇らせる重要な役割をしています。
普段の歩き方を意識するだけでもちがいます。
足の裏で地面を蹴ることを意識して歩きます。
けり足を少し長くするようなイメージです。
また、右の図のような、つま先立ちの運動(カーフレイズと呼ばれます)でふくらはぎの筋肉は鍛えられます。
椅子などにつかまって実施してみてください。
ポイントはゆっくり動くことです。
この運動は、つま先を上げるときより、下げるときの方が筋力を使います。
3秒数えてつま先を上げて、3秒数えて下げるぐらいのペースが最適です。
毎晩、就寝前にしっかり5回できれば十分です。
足のポンプ機能が高まると、朝の寝起きの悪さも改善することがあります。
自前のポンプ機能を向上させて、いびきと無呼吸を予防しましょう!
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