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レポート

仮眠

最近、仮眠の効果について見直されてきています。

人間はもともと1日に2回眠くなるようにできています。
日本では、戦前には昼に仮眠をとる文化があったそうですが、戦後になって廃止されたそうです。
海外でも、年中暑い国には仮眠をとる文化があります。
ただ、1~2時間の仮眠休憩などが長すぎるということで、近年になって廃止されている国もあるようです。

今回は、仮眠の長さと効果について比較してみようと思います。

右の表は仮眠の長さを4つにわけ、それぞれ、眠気に対する効果、仮眠後の作業効率の向上、
年齢の適切性、夜間睡眠への影響という4つの視点から比較したものです。

まず、1分~5分程度の仮眠は、主観的なスッキリ感をつくることはできますが、その後の作業効率は上がりません。
どの年齢にも効果はあまり差がなく、夜間睡眠には影響しません。

6~15分、15~30分の仮眠は、眠気にも作業効率向上にも効果がありますが、若年者は15分まで、40~50歳代以降は30分までという基準があります。
これは年齢とともに睡眠に入るスピードが遅くなるためで、若年者ほど、目を閉じてから睡眠に入るスピードが速い傾向があります。

30分以上の睡眠は、夜間睡眠の効果を減らしてしまうので注意が必要です。
夜間には、深い睡眠をつくるデルタ波という脳波が出現するのですが、これは睡眠が始まって30分ぐらい経過した辺りから出現します。
30分以上の仮眠をとると、このデルタ波が出現してしまって、夜の睡眠を食いつぶしてしまうのです。
このことから、昼の仮眠は30分以内にしましょうと言われています。

最初に仮眠を導入し始めると、長く眠りすぎてしまいます。
短時間にしようとすると余計だるさが強調してしまうことがあります。
しかし、眠気の有無に関わらず、コンスタントに仮眠をとっていると、徐々に30分以内におさめることができるようになっていきます。

1日に2回眠くなるリズムは、午前と午後の脳をしっかりと覚醒させるためにはとても重要です。
仕事中に実行することは難しいですが、眠気をあまり感じない休日を使って、意識的に仮眠をとるようにしていると、うまくリズムが作られていきます。
ぜひ、お試しください。

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