眠りと香りには密接な関係があります。
睡眠中には、脳内の容量を確保するために、いらない記憶を消去します。
正確には、グラニュールセルをアポトーシスで排除する。
細胞を殺してしまうわけです。
この作用はよく、パソコンのデフラグ作業に例えられます。
こうして、私たちの脳は満杯状態を防ぐことができるのですが、
では、必要な記憶か不要な記憶かは、どうやって判断されているのでしょう?
その判断基準になるのが「香り」です。
香りは、神経に「タグ」をつける役割をしています。
タグがついたグラニュールセルは、排除されずに残ります。
つまり、ある香りとともに作業すれば、その行為は記憶に残りやすいということになります。
そこでポイントになるのは、コーヒーの香りです。
私たちは、無意識に朝から晩までたくさんの香りをかいでいます。
あまりにたくさんの香りをかぐと頭の中は、もうどんな香りなのかよく分からなくなってしまいます。
コーヒーの香りには、そんなごちゃごちゃになった香りを一旦リセットする作用があります。
リセットされた後は、香りの判別がされやすいので、その香りとともに行われた行為や体験した出来事は記憶に残りやすい。
コーヒーブレイクが気分転換やひらめきにつながるのはこのような作用が関係しています。
コーヒーブレイクの後に、ティッシュに1滴たらしたアロマをデスクに置いて勉強を。
そんな習慣が記憶を高め、脳の働きを活性化するということですね。
香りの種類に差はありませんが、好きな香りであることが重要です。
今の生活にうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。
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