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レポート

年末年始、正しい寝正月の方法とは?

【年末年始、正しい寝正月の方法とは?】

今年も残りわずかとなりました。
がんばった分、その反動で年末年始飲みまくって、寝まくりたい人もいると思います。

そこで覚えておきたいのが、正しい寝正月の方法です。

【①朝まで飲み明かしても4日に1日は9時までに起きる】

生体リズムは、過半数に同調するという仕組みです。
1週間7日なので、4日以上のリズムが体にとっての『基準』となるリズムになります。

4日乱れた生活をして1日2日早起きを頑張ってみても、なかなか長続きしないのはこの仕組みによるもの。

さらに、生体リズムには3.5日リズムがあります。
その倍が7日のサーカセプタンリズム。
その倍が14日のサーカセメディアンリズムで、14日周期がおおよそ睡眠のリズムの基準となります。

このリズムは連続すると同調しやすい。
つまり、3日乱れても次の4日目にひきずらないのが、リズムを乱さないコツ。

ということで、4日に1日は普段の起床時間にそろえることを目指せばよいです。

起床時間の差は、少なければ少ないほど脳のダメージは少なくなりますが
臨床的に起床時間をそろえる最初の目標は「普段の起床時間の3時間以内」です。

普段6時起床ならば、4日に1日は9時までには起きるようにしておけば、その後リズムを戻しやすくなります。

【②ゴロゴロ寝正月でも夕方だけは眠らない】

睡眠の質を決めるのは、内臓の温度である深部体温。
眠り始めの深部体温が急激に下がるほど、睡眠は深くなります。

深部体温は、起床11時間後が最高。
6時起床ならば17時が最高体温です。

ここで眠ってしまうと、深部体温が下がりリズムの勾配が低くなってしまうので
眠り始めの体温は下がらずぐっずり眠れない。

ということで、ゴロゴロしてても夕方だけは眠らずに、できれば体を動かすことをすればリズムを保てます。

【③暴飲暴食しつつも最終日の夕食は18時までに終える】

生体リズムは食事の影響も受けます。

絶食後の後の食事からリズムがスタートする仕組み。
通常1日3食だと、夕食から朝食までの絶食がもっとも長い。

ところが年末年始はだらだら食べ続けることが多い。

長い絶食の基準は「10時間」ということで、休みが終わる日の最後の夕食をすごく早く終わらせておく。
すると、10時間以上絶食を経て翌朝食を食べることになるので、リズムが整いやすいです。

年末年始も体の仕組みをフル活用して、楽しく乱して楽しく整えましょう。

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