12月も中旬になり忘年会のシーズンですね。
つい飲み過ぎてぐったり眠ると、夜中に目覚めてしまうことが多いのではないでしょうか?
アルコールは、途中で目覚めやすくても、寝つきを良くするイメージってまだまだありますよね。
「お酒を飲めば眠れる」という認識。
寝酒の習慣に関する10か国調査では、日本が30.3%で最多でした。
アルコールには催眠作用がありますが、同時に覚醒作用もあるので
大抵3時間後か4時間半後に目覚めてしまいます。
さらに、利尿作用も強いのでトイレにも目覚めてしまう。
翌朝の頭の働きにも影響があります(残遺性認知機能障害)。
右の表に、アルコールとその他の睡眠薬の違いをまとめてみました。
ベンゾジアゼピン=病院でもらう睡眠薬
非ベンゾジアゼピン=ふらつき、筋弛緩作用が改良された薬
抗ヒスタミン薬=薬局で買える睡眠の薬
メラトニン=(欧米では市販されていますが日本ではメラトニン受容体アゴニストのみ)
すべて寝つきを促す作用がありますが、通常の睡眠を構築する働きはありません。
日本人の寝酒文化が根強いのは、睡眠学を習っていないから。
先進国の中でも睡眠学を習っていないのは日本だけだと指摘されます。
睡眠の方法を学ぶことは、自分のパフォーマンスを向上する術を知っているということ。
それを習っていない日本は、国際競争でも遅れをとってしまいます。
睡眠をコントロールする術は、ぜひ身につけたいですね。
睡眠薬を使う場合も、睡眠が1ヶ月安定したら離脱プログラムをはじめるのがスタンダードです。
でも、離脱の方法を教えてくれる病院も少ないのが現状です。
そこで「睡眠の部屋」では、睡眠の相談窓口を開設致しました。
睡眠に関する質問等ございましたら、ぜひご相談くださいね。
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