【良い眠りにはトリプトファンをとればいい!?】
良い眠りには、トリプトファン(Trp)を食べろと。
バナナやら納豆やら。
そんな話を見聞きすることが増えたのではないでしょうか。
でも多すぎるTrpは、脳の疲労物質になってしまいます。
【食べ物1つで睡眠サイクルは変わらない】
トリプトファンは、夜の睡眠に必要なメラトニンの原料。
なので「良い睡眠の食べ物は?」という問いには、トリプトファンだとされることが多いです。
トリプトファンはセロトニンに変わり、メラトニンに変わる。
このサイクルが機能することが、私たちが昼間元気に過ごして夜ぐっすり眠るために必要です。
トリプトファンは、ただ食べるだけでは脳内に取り込まれません。
アルブミンと結合していて、その結合を切らないと脳内に入れないのです。
脳に取り込まれるにはインシュリンと遊離脂肪酸が必要。
【ホルモンのサイクルが分かれば情報に振り回されない】
インシュリンは睡眠不足で減りますし、遊離脂肪酸は適度に運動をしないとエネルギー源として代謝されない。
トリプトファンが多すぎると、Trpで神経毒性を発揮するキノリン酸などができ、
グルタミン酸神経系の機能が低下し脳が疲労します。
睡眠不足の生活をしながら、朝食にトリプトファンを頑張って食べても余計疲れてしまうのです。
やはり、これさえ食べればみたいな一発逆転はなさそうです。
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