MD.ネット顧問の星野です。
「今日からコロナ渦に大学生活を送った学生の問題点と就職後の対応法」と題したコラムをお届けいたします。
2020年に入学し、2024年に卒業した大学生のキャンパスライフは、講義はすべてオンラインで、友人はいたとしても、画面越しで会ったことしかなく、「どんな学生生活でしたか」という質問にも虚しさを感じる人もいます。
オンラインで講義を受けている生活で、留学はハードルが高いとあきらめてしまい、友人とカフェに行く時間もなかった世代には、
やりたいことの見つけ方を失ってしまった、
一生付き合える友人がいない
という孤独な生活になった人が多くいます。
また、さらに下の世代では、高校時代にこのような生活をしてきているので、2024年以降に卒業した大学生でも影響が持続している可能性があります。
これらの大学生がいま入社しています。
採用の心理学的評価に携わってきた私には、今までとは違うスタイルの学生が出てきているように見えています。
第一は何よりも周囲の空気を読むことを優先するタイプです。
和を重視し、周囲の空気を読むことは<日本人の特性でもありますが、狭い範囲でのインスタグラムの中でこのスタイルを押し通そうとすると、社会的な偏りになる可能性があります。このような方には、安心したいからと言って周囲の空気を読むことを優先するのではなく、周囲のいろいろな意見から最大公約数を抽出する工夫に取り組むようアドバイスをする必要があります。また、就職すると会社内の対人関係への関心が高くなるのですが、あえて会社「外」の対人関係を大切にすることも非常に大事なことになります。
MDネット顧問 医学博士 星野良一
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