第二は、社会的役割の獲得が不十分で、キャンパスライフが自分の専門の勉強とゲームなどの趣味を中心にしてきた、精神的な視野が狭くて未熟なタイプです。
これらの方は、自分が嫌なことはやりたくないと言います。そう言っていられるのは学生の時だけということがどうにも理解ができません。社会的役割の獲得が不十分です。しかし、コロナ渦の中で、自分の専門分野の勉強は十分にしてきたという自信があるので、社会的に未熟で精神的な視野が狭いことが見過ごされてしまう可能性があります。
第三は、何か上手くいかないことが出てきたときに、自分をリセットしてやり直したいと考えてしまうタイプです。
時に、自分は緊張さえしなければ何でもできると考えてしまうタイプもいます。これらの人は。緊張して頭が真白になって何もできないと言うのですが、頭が真白になってからがスタートで、それでどこまで進められるかが社会では求められます。
リセットがなく、全滅したら最初からやり直しをしなければならないゲームが過去にありましたが全くといっていいほど売れませんでした。リセットはゲームには必須ですが、現実の困難はリセットができませんので、何とか工夫して解決の糸口を探し続けることが大切になります。
こうしたタイプには、緊張を抑えるのではなく、緊張したまま、具体的にどのように物事を進めたらよいかを説明し、トレーニングを繰り返します。
第4は、思うように仕事がはかどらないのは、職場の環境が良くないからだと考えるタイプ。
コロナ渦に大学生活を送り、アルバイトをする機会が少なかった人は、よりこのような傾向が強くみられます。
MDネット顧問 医学博士 星野良一
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