がんばっても報われない、というのはある側面からみたら正しいとは思います。特に、業績評価の期間が短くなってきていますから、日々の仕事は評価を上げるために、短期的で内的な目線で、タイムパフォーマンスを意識した働き方にならざるを得ません。要領がいい方ほど、頑張り方のコツを得ております。「報われる・結果を出す」はモチベーションやメンタルを良い状態に保つためにも改めて再考が必要な時代です。
先日、偶然お会いした方から、「以前おっしゃっていたことがヒントになって、今、会社を起こして**しています」といっていただくことがありました。かれこれ20年前のことです。自分なりに結構頑張ったのですが、残念ながら報告会と報告書の評価は低く、自分の力不足という現実をまざまざと思い知らされる結果でした。振り返りたくない苦い経験をした稚拙な報告書を高く評価してくれていた人がいたということに驚きました。また、その方の人生の選択に少なからず影響を与えていたというのだからさらに驚きです。報告書に埋め込んだ思いという名の種が、別の人の人生で育って、思いもしなかった花が開いている、そんな感じがしました。
どうせやっても**されないから。そういう落としどころで力の入れ具合を調整してしまうことは気をつけようと思いました。
心が動かない仕事は、そこに「無理無駄矛盾」を感じとっているからかもしれません。そのモヤモヤした感覚を言葉にして、勇気をもって相手に確認をし、納得した上で、その時の自分が最大限やれることを積み重ねていく。
たとえ結果も評価が出なかったとしても、誰かの何かのいつかのためになっている、としたらまあそれでよし。そんなふうに心に余裕をもって目線を変えて時間軸を遠くにおいて、がんばりの過程を面白がりたいです。生活と違って、仕事は自分のためだけではない、自分がしたことがいつか誰かのためになっている、ということが醍醐味ですからね。
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