健康人は、原則的に自分の限界を超える仕事を引受けません。
むしろ、限界が近づくと
「大変だ」
「限界だ」
と周囲にアピールして、それ以上の仕事が回ってこないように、要領良く行動しています。大半は意図してそうしたアピールをしているわけではなく、自然にそのようにスイッチが切り替わると思います。
その結果、予定した仕事が予定通りに完了し、休日にしっかり疲労を回復して次の仕事にとりかかることができ、安定した評価を受けます。
これに対して、心の悩みに陥りやすいタイプの方は、無理な仕事の依頼を断れないで引受けて、限界を超えてしまいます。
診療の場面では、こうした傾向をよく説明して理解してもらって、要領良く行動することを身につけて頂きます。
仕事の依頼を受けることで、自分が認められているという安心感を得ている人もいます。キャパオーバーにならないように、「今やっている仕事が終わってからでないと難しいです」と言えるようになるアサーティブトレーニングを行います。
結果的に、仕事にかける総時間が削減され、それぞれの仕事の質も上がるので、評価があがるわけです。
心理士 星野
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